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60代、余計なモノやコトを抱えていませんか?
手放すことで暮らしも気持ちも驚くほどラクに。
探し物に費やすムダな時間も減り、余計な管理コストから開放されました。
「私らしく生きる」ために手放して良かった6つを紹介します。
あなたのヒントになると嬉しいです。
モノ編1:古いパソコンの処分
なぜパソコンを処分しようと思ったか
家に4台もの古いパソコンが眠っていました。💻
「必要なデータがあるかも」と思って処分できずに、何年も放置していたのです。
でも、よく考えてみると本当に必要なデータなら、こんなに長く放置してないはず。
十数年なんの不都合もなく暮らせていたのだから、
「これはもう100%いらないモノ」だと納得できました。
そう思えた瞬間、迷いは一切なくなりました。
むしろホコリをかぶったまま放置していたパソコンたちに
「今までありがとう。放置してごめんね」と誤り、
きちんと処分して供養できた気持ちです。
- パソコンを処分したことで、心の重荷がとれた!
パソコン処分業者の選び方
どこに処分を頼むかは、正直とても悩みました。
ネットで検索するとたくさんの回収業者が出てきますが、
私が一番気にしたのは「個人データの安全性」です。
電源が入らないパソコンもあったし、自分でデータを完全に消去する自信もなかったので、
「データ消去もきちんとやってくれる業者」という基準で探しました。
結果的に選んだのは、
国が唯一認定したパソコン/小型家電の宅配便回収サービス「リネットジャパン」さんです。
ポイントは
- 環境省、経済産業省から認定を受けた業者
- 国の認定工場認定工場で適切にリサイクルを行っている
- 各自自体とも連携ををして回収、リサイクルを行っている
「この業者なら何かトラブルに巻き込まれることはないだろう」と思い決めました。
リネットジャパンさんは、
- ネットで申し込み簡単
- 壊れていても、古くてもOK
- 自宅まで宅配便回収してくれ、最短翌日
- 2台以上なら無料で回収
(キャンペーンで1台でも回収) - 梱包用の段ボールは自分で準備してもいいし、リネットさんから取り寄せも可能
- データを自分で消去したい方にはパソコン消去ソフトを無料配布
マイページからダウンロード(10時間ほどかかる) - データ消去希望者には「お任せ安全消去サービス」有料:3000円/台 証明書付き
証明書はマイページから2Wほどで発行。郵送で証明書をもらう場合は有料
しっかりしたデータ消去サービスがついていて、梱包して送るだけという手軽さも決め手でした。
私は段ボールは自分で準備したので、翌日集荷してくれました。
パソコンは意外と重いので集荷はとても助かりました。
結果、とても満足の行く処分でした。
パソコンだけでなく
携帯電話、固定電話、CRTモニター、小型家電なども一緒に処分できるので、まとめて手放したい方にもとても便利です。
処分に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
「これなら人にも紹介できる」と思えたので、
参考までにリンクを貼っておきますね。
処分してみて
処分してみて、本当に心の重荷が取れた感覚がありました。
- あまり時間をかけずに進められて達成感を得られたのがとても良かった
- 思った以上にスッキリして「もっと片付けを進めたい」と前向きな気持ちになった
- 家の片付けのはじめの一歩として超おすすめです!!

気持ちが折れずに続けられるよ!
モノ編2:大型家具<箪笥の処分>
なぜ箪笥を処分しようと思ったか
うちには民芸箪笥が3竿あり、6畳間をほとんど埋め尽くしていました。
そのうちの1竿、母が私の50歳の記念に買ってくれた箪笥を手放すことにしました。
思い出の詰まった箪笥なのでとても心苦しかったのですが、母に相談したところ
「将来のことを考えたら不要なモノは処分していいのよ。その時は喜んでくれたし、その思い出だけで十分」
と背中を押してくれました。
母の言葉で気持ちがだいぶ軽くなり、
「思い出は心に残るから大丈夫」と手放す決意ができたのです。

- 箪笥を処分したことで、空間が広がり心まで軽くなった
箪笥処分業者の選び方
地元のリサイクル業者に見積もりに来てもらったのですが、大きさとデザインのニーズが合わず、
「このサイズは今あまり需要がないんです。もう少し小さいものなら買い取れますが」とやんわり断られてしまいました。
「無料でもいいから大事に使ってくれる人に届けたい」と思いましたが、その術が思いつかず。
そうしているうちに、全国にはもっと広い販路を持つ業者があるかもしれない、
と考えてネット検索をしてみたところ、意外にも関東を中心に複数の業者がヒットしました。
5社ラインで写真を送って見積もりを依頼しました。
5社にした理由は、それぞれの見積もりで箪笥の市場価格を把握したかったのと
危うい業者を排除したかったからです。
結果、5社とも似たような価格帯を提示されたため
その中でも
✅集荷
✅梱包
✅配送
を一括で行ってくれる業者を選択。
箪笥の大きさを考えると
自分で梱包するのは到底ムリだったので、とても助かりました。
見積もり額はあくまで写真での見積もりで、商品が到着してから状態確認し査定額が提示されます。
もし、それで合意ができなければ自己負担で返品可能、という条件でした。
結局、10年前に50万で購入した箪笥は約3万でお譲りすることになりましたが、
モノの価値はロレックスのような一部の商品を除き、手に入れたときがピークで、あとは下がるのが普通。
そんな現実も実感しました。
手放すとき、箪笥にそっと声をかけました。
「今までありがとう。次も大事にしてくれる方に迎えてもらえますように」と。
トラックが走り出してからも
見えなくなるまで見送りました。
少し涙がこぼれて、胸がキュッとしました。
箪笥がなくなった部屋にはしばらく残像がありました。
娘の成人式のときに振り袖を出して羽織らせたこと、
幼いころの浴衣を出して一緒に思い出話をしたこと・・・
いろんな記憶が蘇りました。
でも、その思い出はちゃんと私の心の中に刻まれています。
処分してみて
箪笥がなくなって、部屋は少し広くなり、私の心も少し広くなったように感じました。
- 大型家具の処分は中のモノもかなり手放せて、処分する気持ちに勢いがつく
- 思い出を振り返る時間が持てることは心の財産
- 「モノを処分することは自分の気持ちを整理すること」でもあると実感
さみしくはあったけれど、手放して良かったと思いました。

自分の行動力にも自信が持てるようになれるよ
モノ編3:その他の不用品の処分
なぜその他の不用品を処分しようと思ったのか
言うまでもありません。子育て中は本格的に片付ける暇が無かったからです。
子どもが小さかった頃に遊んでいたWiiやDS、季節のイベントで使ったクリスマスのアドベントカレンダーなど。
今はもう使わないモノがたくさんありました。
- その他の不用品を処分することで、部屋のごちゃごちゃがなくなり空気の通りが良くなった
その他の不用品の処分業者の選び方
ただ処分するのではなく、必要としてくれる人に使ってもらえたら嬉しいと思い、ここは迷うことなくメルカリに出品しました。あまり時間をかけたくなかったので、最初から価格設定はお安めにしました。
Wiiを購入してくださった方から
「子どもがとても喜んでいます。一緒にゲームを楽しんでいます」と連絡をいただき、
本当に嬉しくなりました。

処分してみて
ごちゃごちゃと置きっぱなしだった小物がなくなり、
子供部屋だった部屋の空気の通りがとてもよくなりました。
- メルカリ出品は手間ではありますが、購入者さんとの交流も楽しい
- どうしても売れないモノは思い切って捨てるという覚悟が持てた
コト編1:金融まわりの整理
なぜ金融まわりの整理をしようと思ったのか
以前の私は、いわゆる「ポイ活オタク」でした。
その流れで、利用目的がはっきりしないクレジットカードもたくさん作ってしまっていました。
銀行口座や証券会社口座も同じです。
口座を解説すると5000円分のポイントがもらえる、と聞けば
「目的別に使い分ければいいしな~」とどんどん増やしていったのです。
数えるとなんと13枚も。🪪
でも、何年も経つと
その管理コストや心理的な負担がどんどん重くのしかかってきました。
60代になり、チェストの奥にしまい込んである使ってないカード類を見ていると
「使ってないのに」そこにある、ということにちょっといらいら・・。
ネット証券も4社も開設して最初は目的別に利用していましたが、
子どもも独立した今ではログインすることもなくそれぞれわずかに残金がある状況。
ポイ活もカードも銀行口座も証券会社口座も
数を持っていればいるほどあたまを使います。
「どのカードで支払うとお得だっけ?」
「今月の引き落としはどの口座からだっけ?」
「どの銀行に入金しなければならないんだっけ?」
仕事をしている間は
「時間がないから」という言い訳でずっと放置してきましたが、退職した今はもう言い訳もできません。
「使わないカードは放置でいいのでは?」
そう思われる方もいるかもしれません。
でも、それはダメ。
自分で始めたことは、最後まできちんと自分でカタをつけるべきだと私は思いました。
それに、
もし自分に万が一のことがあったとき、残された娘に迷惑をかけてしまいます・・・。
- カードや口座を整理することで、モノの処分とは違った達成感、満足感がある
- その後の管理コストがバツグンになり、家計管理が楽ちんになる
解約の仕方
カードと証券会社は電話で。
銀行は窓口まで出向かないと解約できません。印鑑や身分証明書も持参。
カードは、利用頻度が最も高い楽天カード1枚に集約。証券会社も楽天証券1つ残し他全て解約。
銀行口座は、地方銀行に2つ、ゆうちょ銀行に2つ、娘の仕送り用に開設した三井住友銀行、と5つの口座を開設していましたが、地方銀行1つのみ残し他解約
ゆうちょの窓口では
「一度解約すると今後お作りできなくなるかのしれませんが、よろしいですか?」ととても丁寧な(だけど少し脅しのような?)説明をされましたが、「それで結構です」と即答。
銀行はサクサクと手続き完了。
「今まで長いことありがとうございました」と笑顔で対応されました。
解約してみて
カードの解約は正直少し面倒でした。
フリーダイヤルに電話してもなかなか繋がらなかったり、自動音声対応でもひとつひとつ操作が必要でしたから。
でも、その手続きを終えてカードにハサミで切りながらチェストの中のカードが少しずつ減っていくと
気持ちがラクになっていきました。
作るときは簡単なのに
解約となるとやたらと手間がかかる・・・。
世の中そんなもんです。
だからこそ、
今後はむやみにいろんなモノに気軽に手を出さない方が良いです。
物を購入するときもカードを作るときも、処分や解約するときのことを考えて判断するといいです。
特に60代からはなおさらです。
ちなみに、私は楽天経済圏の住人なので楽天銀行と楽天証券があれば何も困りません。

”楽天”大好き❤️
全て終わったときは、なんか大きなひとつのプロジェクトを終わらせたような達成感でいっぱいでした。
私のように、何も考えずにたくさんのカードや口座を持っている方!
今すぐ、一番つかうものひとつだけ残して
あとは全部処分することをおすすめします。
- カードは一番つかうもの1枚残して全て解約
- 銀行はネット銀行一行、地方銀行一行残して全て解約
- 証券口座はネット証券一行残して全て解約
- 管理コストが大幅ダウンし今後の家計管理が楽ちんになる!
コト編2:習慣の見直し
なぜ習慣の見直しをしようと思ったのか
60代になって、環境の変化や自分自身の変化が顕著となり
今までは普通に行ってきたことが、今の自分にはそぐわないと感じることが増えました。
それを見直すことで、時間やお金の節約にもなると気が付きました。
私の場合はポイ活、サブスク、白髪染め。
- 習慣の見直しをしたことで、今後の定期的な見直しの必要性を認識できた
1.ポイ活
バナーをクイックして1ポイント、アンケートに答えて1ポイント、などなど。
そんな作業を、時間があるとついポチポチしていました。
「スキマ時間の活用だ」と時間を有効活用している気持ちになっていた時期も。
でも、最近は
すごく疲れる💦
毎日届く大量の広告メール、それを見たり削除したりするだけで面倒。
「そもそも月にいくら貯まるんだっけ?」と確認したら
たいした金額にはなっていませんでした。
私はこんな作業に無駄に時間をかけている・・・。
それに気が付き、やめる決心をしました。
2.サブスク
そんなに多くはありませんでしたが、ネット相談系のサービスや動画配信のHuluを契約していました。
けれど、家族加入のAmazonプライムも観れるし、無料のTverもあります。
しかも、大好きだった「ウェントワース女子刑務所」はとっくに終わってしまった。
Huluも解約しました。
(ちなみに、このドラマの続編が出たら再契約する予定です 笑)
3.白髪染め
仕事をしているときはイメージも大事で、カラーは
欠かせない習慣でした。
これまではかなりのお金をかけていました。
行きつけの美容院で勧められるままに「髪がサラサラになる」という(ネーミングは忘れましたが 笑)施術を毎月受け、2万円以上。
退職した今は、同じようにお金をかけることにはとても躊躇します。
それに、カラーしても1W後くらいには根本の白髪がキラキラと顔を出し、
自分でトリートメントカラーを利用しなければいけないことも以前から少し不満に思っていました。
グレイヘアに憧れもあったので、この機会に白髪染めをやめる決意をしました。
ただ、白髪染めはやめましたが髪を整えること自体は続けています。
・毎月のカットは欠かさずシャンプーやトリートメントも髪質に合ったものを今までどおり利用。
・ukaのスカルプブラシKENZANで毎日頭皮マッサージをして将来の薄毛対策もバッチリ。
「ただの白髪ばーさん」ではない、というのが自分のこだわりです。


ただいま絶賛グレイヘアに移行中⏳
グレイヘアをキレイな印象にするポイントは
✅ 艶
✅ カットの美しさ
だと自分では思っています。
カットが上手なので美容院も今までと同じ。
施術代はカットだけになり毎月3900円に。
結果的に
「清潔感とおしゃれを保ちつつ、お金も時間も節約」という理想的な形に落ち着きました。
見直してどうだったか
習慣って
習慣だからあまり意識しないことがほとんど。
だけど、自分自身の変化や環境の変化で生活スタイルも変わる。
だから、意識して定期的な見直しをするって必要。
って気がついた。
- 習慣の見直しで、時間とお金の節約にもなる
- より今の自分に合った習慣を取り入れることができ、QOLがUPする
コト編3:人間関係を手放す
なぜ人間関係を手放すときことにしたのか
私は40年間、看護師として同じ病院に勤務していました。
その中で築かれた人間関係はとても濃いものでした。
仕事を通じて知り合い、プライベートでもお付き合いが続いた友人もいます。
看護の現場では、看護師のみならず多職種のコメディカルスタッフとの連携も頻繁にあり、
これらの方々と仕事する中で知り合い、構築される信頼関係はプライベートの友人たちとはまた違う、
とても大切で貴重な唯一無二なものでした。
特に最後の10年は本当に人に恵まれたと感じていますし、数え切れないほどの思い出があります。
退職後、再雇用で1年だけ働きました。
希望すればあと4年働けましたが
退職することを選びました。
そして、以前から自分の中で決めていたことがあります。
「退職したら、仕事上の人間関係は引きずらない」
退職したあと、
職場の同僚を思い出して
つい連絡を取ったり、思い出話をしすぎたりして
逆にちょっぴり疎まれてしまう・・
そんな話を耳にしたことがありました。
私はそれだけは避けたかったのです。
「かっこよく辞めたい。辞めたあともかっこよくありたい」
そう決めていました。
- 人間関係を手放すことで、より思い出が色濃くなった
- 気持ちの区切りがついた
- 家族やここちよい人間関係をより大事にできるようになった
手放してどうだったか
思い出は
それぞれの心の中にあれば十分。
だから、退職後、職場にも顔を出していませんし
自分から連絡もとっていません。
「寂しくなるかな」
そんなふうに思ったこともありましたが、
実際はまったく寂しさはありませんでした。
むしろ
「きっと同僚たちは、私の去り方を潔くてかっこいいと思ってくれるはず」
と勝手に考えると
なんだか気分が良いのです。
この決断を実行したことで
心にとても大きな穏やかさが生まれました。
「もう役割を果たし終えたんだ」という確かな区切りもつきました。
もちろん、長い年月で培った人間関係に愛着がないわけではありません。
でも、自分の人生の次の章に進むにはとてもよい決断だったと思っています。
今は家族や本当に心地よい友人関係を大切にして
自分らしく過ごせています。
- 人間関係の手放し方は人それぞれ。これ、という一律の手放し方はない
- 相手との距離感や関係性にもよる
まとめ
ここまで読んでいただき、
本当にありがとうございました。
60代になり、
これまで抱えてきたモノやコトをひとつひとつ手放していく中で
部屋だけでなく、
心も大きく変わっていきました。
仕事に追われていたときや
子育てに一生懸命だったときは
「やりたいこと」より「やらなければいけないこと」が優先で、
だんだんと
自分が本当は何をしたいのかわからなくなっていました。
わからないまま過ごす毎日はどこか苦しくて
「私の人生を生きている」という実感が持てませんでした。
周りの友人達が
趣味を楽しんでいる姿を見て
「自分は何をしているんだろう」と
比べて落ち込むこともありました。
でも、モノやコトをスッキリしさせたことで
自分の頭の中も整理され
「私はどう生きたいのか」
「何が好きで、何が嫌いか」
という自分の価値観が少しずつはっきりしてきました。
今は
「自分の人生を、自分でコントロールできそうだ」
そんな感覚が芽生えています。
これからも
手放すことを怖がらず
自分の価値観に合うものを選んで
自分の人生を心地よく整えていきたいと思います。
もし、この記事を読んでいる方の中に
「手放したいけど勇気が出ない」
と迷っている方がいたら、
小さな一歩でも大丈夫です。
ぜひできるところから始めてみてください。
きっと、新しい風が自分の中に吹き込むはずです。

自分の価値観を明確にすることがポイント

次回予告
> 次回は「60代、買って良かったモノ、始めて良かったコト」についてお話しします
